池上正樹さん講演会と映画のご紹介

今日は宮崎市で行われた講演会に行ってきました。

池上正樹さんというひきこもりなどを中心に取材をされるジャーナリストの方が講師で、
東北大震災も現地を取材され、そのときひきこもりの人たちはどうしたか? そして今の社会における問題点などを講演されました。

ショックだったのは、『津波が来るから避難しよう』と母親に説得されても部屋から出ずに被害にあった人の話、

避難して外に出たものの『自分が生き残って、頑張って生きてきた人がどうして死ななきゃいけないんだ』と罪悪感に浸る人と、

どちらも苦しんでいるのです。


逆に、これを機に社会復帰を目指す人もいるそうです。

津波によって全ての人が平等な状態になった。
自分のことを誰も知らないので外に出やすくなり、瓦礫撤去や掃除を始める人もいるそうです。



震災があって初めて外とつながる。

良かったことではありますが、そもそもひきこもり状態の人を社会が産まなければ、更なる悲劇は産まれなかったのに…。


これからのボランティアへ、一つ大きな勉強になりました。

次回のいろり端会でもお話できたらいいなぁと思います。



そして今『縞模様のパジャマの少年』という映画を見終わりました。
ドイツのホロコーストの話です。


非常に衝撃的で重たい映画ですが、絶対見てほしい作品です。


災害が命を奪うことは止められないかもしれない。
だけど戦争が命を奪うことは…?


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Posted by いろり端会 at 20:39│Comments(2)永友順大
この記事へのコメント
 会場後ろにちょこんと座っておりました。
衝撃的なレポートでしたね。
 宮崎でも台風や、噴火で、避難するのかどうかがストレスになっているこもっている人はたくさんいると思います。
 みんな命がけでこもっているんだなと再確認しました。
 
Posted by 聞風坊 at 2011年07月19日 09:09
コメントありがとうございます。

『津波が来る』と言われながらも部屋に戻った話なんて衝撃的だし、屋根の上で流され続けたなんて頭の中でも想像すらできないですよね。

もし宮崎で地震起きてもこんな悲劇が起こらないようにしていきたいですね。
Posted by 永友順大 at 2011年07月19日 22:18
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    コメント(2)