西米良アート展
2011年10月16日
昨日今日と西米良で行われている『西米良アート展』に行ってきました。
このイベントは西米良に縁のある写真家、デザイナー、芸術家の方々がいろいろな場所で作品を展示しているものです。
ここで彫刻の作品を展示している杉尾幸さんと僕は高校からのお友達ということで、参加アーティストの方との交流会から参加させていただきました。
アート展と言うと『これが芸術だっ!』とか『アートとかよう分からんし…』みたいな気難しいイメージがあるように思います。
しかし、この西米良アート展は違います。
西米良の町×アートの溶け込み具合
がこのイベントの魅力です。
例えば昔からある鹿除けのネットに地元の人から集めた古布や古着を利用してアート!
その中で畑を耕すおばあちゃんの姿があって、その風景そのものが作品!!
とっても自然に溶け込んでとってもオシャレです。
写真家の方の作品は地元の子供たちがモチーフになっています。
僕が見に行ったときは小学生の子供を連れたご家族と一緒になりました。
映し出される子供たちを見ながら『○○くんだ!』『△△ちゃんいい顔してるね〜』と感慨深そうに語り合う姿に、少し泣きそうになりました。
杉尾さんは古民家を利用したギャラリーでお友達の川畑清美さんと、
彫刻と点描の絵画の展示をしています。
彫刻は本当に全てが動き出しそうで、見てない間にウネウネ動いてるんじゃないか!?と思うくらいです。
テーマとして、生命があるような感じでイキイキした空気を感じます。
点描画は明るい爽やかな作品が多いです。
一番大きな大作は制作に半年!!
地道にコツコツ作り上げた努力の結晶です。
抽象画が多いんですが、作者曰わく、写真を撮りながら『この中はどうなってるのかな』『この形は面白い』と思ったら『これを描きたい!』と思うそうです。
そこからイメージが膨らんで作品になる。
点描の点々とした模様がより幻想的な雰囲気を出してます。
そして作品のタイトルやプロフィールなどのキャプションを制作したのが清美さんのお姉さんの美幸さん。
『この人、この作品こんなにすごいよ!』を伝えたいと語るお姉さんの気持ちはものすごく共感しました。
とにかく何から何まで手作りで、三人のやろうという思い、アートと西米良が融合する異空間のようなギャラリー、是非足を運んでもらいたいです。
とにかく西米良と芸術に対する愛に溢れたイベントです。
アートを観に来たのに西米良を知ることができる素晴らしいイベントです。
こういうのをやりたいなーと思いながらたくさんのヒントを得て帰ってきました。
今月末までです。湯た〜とも近いので温泉がてら見学してみてください。
写真は向かって右から杉尾さん、川畑清美さん、川畑美幸お姉さんと作品たちです。
Posted by いろり端会 at 20:04│Comments(0)
│永友順大